H.264ハードウェア デコード
Anyware Software Client for Windowsは、サポート対象のハードウェア プラットフォームで、特定のハードウェア構成に対してH.264ハードウェア デコードをサポートします。H.264ハードウェア デコードを使用すると、CPUの要件が低くなり、場合によっては消費電力も減少する可能性があります。
H.264ハードウェア デコード機能は、以下のクライアント マシン構成で検証済みです。
- H.264ハードウェア デコードに対応したiGPU内蔵のIntel CPU
- H.264ハードウェア デコード対応のAMD内蔵グラフィックス カード
その他の構成も高パフォーマンス クライアント モードとの組み合わせで機能する可能性があります。
次のNVIDIAグラフィックス カードがサポートされます。
- NVIDIA Quadro P400
- NVIDIA GeForce RTX 3060
また、PCoIP Ultra設定をGPU-OffloadまたはAuto-Offloadに設定する必要があるため、Graphics Agentに、PCoIP Ultra GPU-OffloadをサポートするNVIDIAグラフィックス カードが必要です。
他のグラフィックス カードも機能する可能性がありますが、テストはされていません。
エージェントの構成手順
エージェント マシンでPCoIP UltraおよびPCoIPの画質を構成する手順は、エージェントの管理者ガイドに記載されています。エージェントのOSに応じて、管理者ガイドを選択し、「構成ガイド」セクションの「PCoIP画像品質レベル」で手順を参照してください。
H.264ハードウェア デコードを無効にする
H.264ハードウェア デコードは、クライアント インターフェイスからは無効にできません。無効にするには、構成ファイルで enable_hw_h264
パラメーターを変更する必要があります。
-
以下の場所にあるユーザー スコープの構成ファイルを開きます。%APPDATA%\Teradici\Teradici PCoIP Client.ini
パラメーターについて
場合によっては、
enable_hw_h264
パラメーターが存在しない可能性があります。構成ファイルにこのパラメーターがない場合は、ファイルにエントリを追加してください。 -
enable_hw_h264
を「0」に設定します。 -
変更を保存します。
注:ハードウェア デコードを無効にする
H.264ハードウェア デコードを無効にすると、以下の設定に影響します。
- Auto-OffloadおよびGPU-Offloadが無効になる
- PCoIP Ultraが初期設定で「Auto-Offload」に設定されない
- PCoIP Ultraを無効にするか、「CPU-Offload」に設定することが可能になる