Software Client for Windows Administrators' Guide

コマンド ラインからパラメーターを安全に渡す

コマンド ラインから引数を渡すほかに、--ask-extra-args-as-json パラメーターを使用して標準入力ストリームからパラメーターを指定することもできます。この方法は、ユーザー資格情報などの機密データを pcoip-client プロセスに渡す場合に推奨されます。--ask-extra-args-as-json パラメーターは引数をJSON文字列として受け取り、ユーザーのデータがシェルの履歴に記録されることを防ぎます。

--ask-extra-args-as-json パラメーターを使用してクライアントを起動するには、以下の操作を行います。

  1. CLIから以下のコマンドを実行します。

    pcoip_client_cli.exe --ask-extra-args-as-json
    
  2. 以下のプロンプトが表示されたら、必要な引数をJSON文字列として入力します。

    Arguments should be specified with '-' prefixes and flags specified under a 'flags' section.
    For example: {"--username": "alice","flags": ["--use-egl"]}
    For a more detailed description of the format, please see the help by using flag --help.
    Please enter extra arguments (as JSON): 
    

これらの引数は、pcoip-clientプロセスの標準入力を通じて渡され、コマンド履歴やプロセス リストに記録されません。

JSON文字列の形式

JSON文字列は、キーと値のペアで構成され、キーがコマンド ライン パラメーターの名前で、キーに対応する値がパラメーターの値です。

  • JSONオブジェクト内のキーは、引用符で囲まれた文字列として入力する必要があります。
  • パラメーターは、--username のように長い形式で指定することができます。また、短い形式でも指定できます。たとえば、-u です。
  • パラメーターのデータ型は、文字列、ブール型、または数値です。
  • JSONオブジェクトには、改行を含めることはできません。スペースおよびタブは含めることができます。
  • --help--use-eglのような、関連する値のないフラグは、特別な「flags」の配列として含めることができます。

以下に、pcoip-clientプロセスの標準入力からクライアントに渡すことができる、有効なJSON文字列の例を示します。

{ "-u": "", "-p": "", "--connection-broker": "", "--domain": "", "--log-level": 3 }
{ "--connect-tag": "", "--session-id": "" }
{ "flags" : ["--use-egl"] }

Last updated: Thursday, July 18, 2024