Standard Agent for Windows Administrators' Guide

Standard Agent for Windowsインストーラーをダウンロードする

Anyware Agentはシステム レベルでインストールされ、すべてのユーザーから使用可能になります。インストールには管理者権限が必要です。インストーラーを直接マシンにダウンロードすることも、別にダウンロードして自分で転送することもできます。

インストーラーは、こちらからダウンロードできます。

Standard Agent for Windowsをインストール/更新する

ファイルがリモート マシン上に用意できたら、セットアップ ウィザードを実行するか、スクリプトを使用してサイレント インストールを実行します。手順は、新規インストールの場合でも、システム アップグレードの場合でも同じです。

先に進む前に、次のことを覚えておいてください。

  • インストーラーは動作中に停止しているように見えることがあります。終了するまで最低1分間待ってください。

  • インストーラーの動作中に、RDPセッションから切断されることがあります。インストールは停止せず、ただちに再接続できます。

  • ESXiユーザー:Anyware Agentの実行中は、デスクトップのグラフィックス サブシステムはハイパーバイザーから使用できません。システムGUIを表示できるのは、Anyware Clientで接続している場合だけです。

    たとえば、vSphereを通じてESXi仮想マシン コンソールを表示することはできません。PCoIPを使用してマシンに接続する必要があります。

ウィザードを使用してAnyware Agentをインストールする

重要:必要なポートは自動的に開かれます

Standard Agent for Windowsインストーラーは、インストール中に、次の必要なPCoIPポートに関するファイアウォール例外を追加します。TCP 443、TCP 4172、UDP 4172、TCP 60443。

Anyware AgentをWindowsインターフェイスを通じてインストールする際に、グラフィカル インターフェイスおよびガイド付きセットアップを使用したい場合は、Anyware Agentセットアップ ウィザードを使用します。この方法はRDP経由で使用する必要があるので、既存のインストールを更新する場合、RDPセッション内でウィザードを実行するか、スクリプト式インストールを実行します。

セットアップ ウィザードを使用してAnyware Agentをインストールするには、以下の操作を行います。

  1. すでにRDPセッションで作業している場合以外は、RDPクライアントを使用してデスクトップに接続します。

  2. Anyware Agentインストーラー ファイルの場所に移動し、インストーラーを起動します。セットアップ ウィザードが表示されます。

    重要:USBサポートなしでのインストール

    Anyware AgentをUSBサポートなしでインストールするには、コマンド ラインからインストーラーを実行し、DisableUSB パラメーターを指定します。インストーラーは実行されますが、USBサポート コンポーネントはすべてスキップされます。この方法でインストールした場合、デスクトップは標準のキーボードおよびマウス以外のUSBデバイスをサポートできません。

  3. インストーラーの言語を選択して、[OK]をクリックします。

  4. ようこそ画面で、[Next]をクリックします。

  5. 使用許諾契約を確認し、[I agree]をクリックして同意します。

  6. インストール先ディレクトリを指定して[Install]をクリックします。

    初期設定では、ソフトウェアはC:\Program Files\Teradici\PCoIP Agentディレクトリにインストールされます。

  7. ライセンス情報をライセンス登録画面に入力します。

    重要:ローカルのライセンス サーバーを使用しているユーザー

    ローカルのライセンス サーバーを使用している場合、登録コードをここに入力しないでください。[Not now]を選択して、[Next]をクリックします。ライセンス サーバー情報はあとで構成します。

    [Registration code]フィールドに登録コードを入力するか貼り付け、[Next]をクリックしてプロキシ設定画面に進みます。

    • プロキシ サーバーを使用してインターネットにアクセスしている場合、[Use a proxy server for Internet connection]を選択し、プロキシ サーバーのアドレスおよびポート番号を指定し、[Next]をクリックしてライセンスを登録します。

    • システムでプロキシ サーバーが使用されていない場合、この画面は何も変更せず、[Next]をクリックしてライセンスを登録します。

  8. インストールを完了するにはWindowsのデスクトップを再起動する必要があります。今すぐ行うか、後で行うかは選択可能です。一部の機能は、システムが再起動されるまで動作しない場合があります。

  9. [Finish]をクリックしてインストーラーを終了します。

  10. ライセンス登録をスキップした場合、こちらに記されている手順のどれかを実行して、登録を完了します。

  11. RDPセッションを切断します。

Anyware Agentがインストールされ、ライセンスが設定されたら、構成を行うか、Anyware Clientから接続することができます。

スクリプト式インストール

Anyware Agentは、グラフィカル インターフェイスを使用せずに、プログラムからデスクトップにインストールできます。インストールはユーザーの操作なしに行われ、終了するとシステムは再起動します。

スクリプト式インストールには、Windowsコマンド プロンプトまたはPowerShellへのアクセスが必要です。

重要:必要なポートは自動的に開かれます

Standard Agent for Windowsインストーラーは、インストール中に、次の必要なPCoIPポートに関するファイアウォール例外を追加します。TCP 443、TCP 4172、UDP 4172、TCP 60443。

スクリプトを使用してAnyware Agentをインストールするには、以下の操作を行います。

  1. RDPまたはハイパーバイザーのコンソール ツールを使用してデスクトップに接続します。

  2. Agentインストーラー ファイルをデスクトップにコピーします。

  3. 次のいずれかの方法でAgentインストーラーを実行します。

    GPUプロンプトのオーバーライド

    インストーラーのGPUプロンプトをバイパスする必要がある場合、次のコマンドに /Force フラグを追加します。これは、Standard Agent for Windowsを物理PCでデスクサイド構成で使用し、GPUプロンプトが当てはまらない場合に便利です。

    /NoPostRebootについて

    次のコマンドに示されている /NoPostReboot フラグは、マシンを再起動しないようにインストーラーに指示します。これを省略した場合、インストーラーが終了するとマシンは再起動されます。

    • Windows BAT: Windowsコマンド ライン ツールを開き、次のように入力します。

          start /WAIT  /S /NoPostReboot
          echo %ERRORLEVEL%
      

      ...ここで、 はインストーラー ファイルのシステム ファイル パスです。

    • Windows PowerShell:PowerShellウィンドウを開き、次のように入力します。

          $process = Start-Process -FilePath  -ArgumentList "/S /NoPostReboot _?"-Wait -PassThru; $process.ExitCode
      

      ...ここで、 はインストーラー ファイルのシステム ファイル パスです。この引数は2回使用されることに注意してください。

    どちらの方法でも、次のプロセス リターン コードの1つが返されます。

    コード 説明
    0 成功
    1 ユーザーによるインストール中止(ユーザー キャンセル)
    2 エラーによるインストール中止
    1641 成功、再起動が必要
  4. クラウド ライセンスを使用している場合、pcoip-register-host.ps1 スクリプトを実行してAnyware Agentのライセンスを登録します。

        "C:\Program Files\Teradici\PCoIP Agent\pcoip-register-host.ps1" [‑ProxyServer ] [‑ProxyPort ] ‑RegistrationCode  []
    

    ここでの各表記の意味は、以下のとおりです。

    • -RegistrationCode は、使用する登録コードを設定します。
    • -ProxyServer は、プロキシ サーバーを使用している場合に、そのアドレスを設定します。
    • -ProxyPort は、プロキシ サーバーを使用している場合に、そのポート番号を設定します。

    重要:PowerShell実行ポリシー

    マシン上でPowerShellスクリプトの実行が許可されている必要があります。実行ポリシーによってpcoip-register-host.ps1の実行が妨げられる場合、次のコマンドを実行することで、PowerShellスクリプトの実行を一時的に可能にすることができます。

        powershell.exe ‑InputFormat None ‑ExecutionPolicy Bypass ‑Command .\pcoip-register-host.ps1
    

Anyware Agentがインストールされ、ライセンスが設定されたら、構成を行うか、Anyware Clientから接続することができます。

インストール後にライセンスを登録する

ほとんどの場合、PCoIPライセンスはインストール中に登録されます。ローカル ライセンス サーバーを使用している場合、またはインストール中に登録をスキップした場合、次に説明する方法でエージェントを登録できます。


Last updated: Thursday, July 18, 2024